ブラス!


この作品を観た時、役所広司主演のドラマで「合い言葉は勇気」ってのに
似てるなーというか、ほとんどのエッセンスはこの作品からもらってるって
感じがしました。(私は「合い言葉は勇気」を先に観たもので・・・)
特にドラマ中の曲「威風堂々」なんてもろにそんな感じですしね。
でもさすがに「ブラス!」は「合い言葉は勇気」の元になってる作品らしく
感動作でした。特にバンドの指揮者であるダニー(ピート・ポスルスウェイト)
がやたら渋いです。ホントこの方は良い味を出す俳優ですねぇ。
さてさてストーリーは・・・・・
炭坑の閉鎖問題で揺れる町が舞台です。その町のブラスバンドのメンバーが、
そんな苛酷な環境の中でもブラスバンドを続けていく姿を描いた話なのですが、
町の住民達は炭坑閉鎖に反対してはいますが、現実的には生活は困窮しており、
本音では炭坑に対しても、炭坑があるからこそ存続してきたブラスバンドに対しても
前向きな考えはなく、半ばあきらめている状況でした。
しかし、そのバンドの指揮者であるダニー(ピート・ポスルスウェイト)はそんな環境でも
ブラスバンドの全国大会での優勝をひたすら夢見ています。しかし、志気の下がっている
バンドメンバーでは、とてもとてもいい演奏は出来るはずもありません。
そんな環境の中で物語は淡々と進みます。いろいろな展開を経て、バンドメンバー
達の意識が少しずつ変わっていくところがこの作品のプロセスで、
最終的にバンドメンバーはどういう決断をし、どういう生き様を選択するのかってストーリーです。
作品中に流れるブラスバンドの演奏は感動するものばかりですし、
ラストはバスの中で、「威風堂々」って曲を演奏するのですが、ここは涙ものでした。
人間、どんな苛酷な環境、理不尽な環境の中でも心だけは「威風堂々」でいなくては
意味がないって思わせてくれる作品です。
幕末の志士、坂本竜馬の名語録に「心はいつも大平洋ぜよ!」って言葉がありますが
この作品では「心はいつも威風堂々ぜよ!」とブラスバンドの音楽を通じて
私達に呼び掛けているような気がしました。
ホント勇気の出る作品ですよ。


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