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ダーティ・ハリー2


元気の出る映画特集 この作品は映画の試みとして10分おきに山場が来るように意図的に設定した映画なので 本編を通じてちゃんとしたストーリーがありながら、エピソードの山場が10分おきに あるというダレない娯楽作品に仕上がっています。
今回の敵はハリ−の上司と銃の腕に自信のある新米白バイ警官達。 彼らは、法の盲点をついて荒稼ぎをしている逮捕はされても、 証拠不十分で釈放されてしまう暗黒街の大物達を、そんな無力な法律に代わり、 拳銃により死の制裁をしている過激派警官。
彼ら過激派警官に単身立ち向かうのが我らがハリー。さてさてどうなるって 感じの展開です。
ハリ−のキャラクターの原点である 社会正義を守るため暴力には暴力を持って立ち向かう不死身の殺人課刑事って設定と、 彼ら過激派警官の「法が裁けないなら俺達が裁く」という拳銃により死の制裁・・・。
一見似ているようで異なる思想の違いが浮きぼりにされててハリ−の正義に対する 独特の価値観がより深く具体的に描写されています。
別件でハイジャック事件をハリ−は解決するのですが、 これだけでも1本の作品として成立しそうなスリリングな設定なのに、 わずか10分足らず、本編にも絡ませないただのエピソードって感じにしてしまう ところがこの作品の凄いところ。ハリーは凄い方法でハイジャッカ−達を制圧する
のですがここも見どころのひとつです。


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