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クレイマー、クレイマー


元気の出る映画特集 クレイマー、クレイマー コレクターズ・エディション [DVD] は、ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ共演の名作。 この作品は、1979年のアメリカ作品なのですが、 夫婦の離婚と子供の親権をテーマにした作品で、当時のアメリカはすでにそうなのでしょうが、 現在の日本においてはこの作品の日本公開当時よりとても身近なテーマになってしまったような気がします。
具体的なあらすじは一切書きませんが、涙なくしては見れないシーンがたくさんあります。 ダスティン・ホフマン演ずるテッドと幼い息子のビリーとの父子の絆の部分、 息子を思うテッド、父親を思うビリーの気持ちがとても素晴らしく描けていて 素晴らしいと思う。とある事故から目尻に怪我をしたビリーを抱っこして 病院まで運ぶテッドのシーン、裁判の結果と今後についてを公園で交わす父子の会話のシーン、 親子で作る食事(フレントトースト)のシーン、エレベーターの元夫婦の会話のシーンと 未見の方にはよくわからないかも知れませんが、とても涙腺が緩んでしまうシーンが たくさんあります。ビリー君の名演も見事でホントの親子なのではないかと思うほどです。
夫婦とは何か、親子とは何か、色々と考える意味ではとてもよい作品だと思います。 お互い子供の事は大切に思っている、一緒に生きていきたいのに、夫婦としては成り立たない。 子供のいる夫婦の離婚というのはそういうジレンマを抱えているんですよね。 一方が夫婦生活を続けたくても、一方にそのつもりがなければ成り立たないのが 結婚生活。この作品はそのあたりをある一面から描いているので とても素晴らしい作品となりましたが、現実のそれはドロドロとしたものに なるのが実情なのでしょう。しかり、この作品で描いたような父子関係のような 絆は映画であれ、現実であれ紛れもない真実であると思います。
父子家庭のお父さんには是非見て欲しい作品です。頑張れ!


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