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プライベート・ライアン


元気の出る映画特集 この作品は語るまでもないですね。ちょっと上映時間は長いですが
内容も濃く、描写も圧巻、見応えのある傑作です。 特に圧巻だったのは冒頭のノルマンディ上陸作戦での戦闘シーン。
(ノルマンディ上陸作戦とは、1944年6月以来ナチス・ドイツ軍に占領されていた フランスを連合軍の手に奪還、西側から反撃をするための作戦です。
この上陸作戦の成功が、結局はドイツ無条件降伏へと繋がっていくのです。)
いきなりあんな描写をリアルに描かれると、あまりの惨さに目を背けたくも なるのですが、だからこそ、この作品のストーリーは褪せる事なく心を打つ ような気がします。
戦争と言う狂気の世界の中で戦わなければならない兵士達の 苦悩は平和ボケの日本にいる私にはわかりませんが、 こんな極限の状況下においても狂わず、普通の 人間性を維持するにはこの作品で描いているような モチベーションがないと駄目なのではと思いました。
さてさてストーリーは・・ 
舞台となるのは、第2次大戦のノルマンディ上陸作戦成功直後のフランス。
そこには、大量の部下を失いながらもドイツ軍の陣地を奪った ミラー大尉(トム・ハンクス)の姿が。
そんな彼の元に、今度は軍最高首脳マーシャル将軍より 「第101空挺師団所属のライアン2等兵を探し出し救出せよ。」 との命令が下ります。
ライアン家から出征した4人兄弟のうち、兄3人の戦死を知った将軍が、 以前、ある一家の5人兄弟全部が同時に戦死したという悲劇を繰り返さないため 只一人生き残っている可能性のある末弟のライアン二等兵(マット・デイモン)だけでも、 なんとしても母国で待つ母の元へ帰し、帰還させるために・・・である。 ミラーは、その任務遂行にあたり、7人の部下を選び出しますが 兵士たちは当然
「なぜ、たった1人の為に8人の兵士の命をかける必要がある?」
「3人の息子を亡くした母親の最後の一人の息子だから?」
「俺達だって母親はいるのに・・・?」・・・等々
様々な疑問を抱きますが、軍最高首脳マーシャル将軍からの命令 は当然の事ながら絶対命令。
任務を遂行するため、激戦区である連合軍占領地区へ向かいます。 しかし、そのライアンの所属する部隊は、ドイツ軍撹乱の為にフランス内部に 点々とにパラシュート降下、当然ライアンの居所は不明、生死すら不明。
彼らはフランス内陸に点在する連合国軍占拠地区を、探し歩 き第101空挺師団が誤落下したという情報を入手、 最前線のヌーヴィルを目指しますが・・・ という感じです。
ラストシーンは、たくさんの兵士たちの埋葬されている墓地のシーン。 その中のあるひとつの墓石の前に立って涙ぐむ初老を迎えたライアン。 そんな彼を、彼と共に訪れた家族が温かく遠くから見つめています。 なぜ、初老を迎えたライアンが泣くのか、何が彼の心にあるのか、 その心の中をどれだけ理解出来るかがこの作品の鍵といえるでしょう。


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