元気の出る映画特集トップページ


ドラゴンへの道


元気の出る映画特集 ブルース・リーの主演第三作。この作品はブル−ス・リーが コンコルド・プロダクション(協和電影)という会社を設立して 独立し、そこではじめて作られた作品。ブルース・リーもノリにのっていて 監督、脚本、武術指導、主演とまさにひとり舞台の作品です。
当時の香港の映画界は、脚本もろくに出来ていない、ぶっっけ本番 の撮影が当然の中、ハリウッドで勉強を重ねたブルース・リーが ハリウッド流の撮影スケジュールで作ったらしく、脚本や カメラワークも初監督作とは思えない程の手際の良さ、的確さだった そうです。舞台もこれもまた香港では初となるイタリアローマ(野外ロケ)が舞台。 (対決シーンもコロシアムなのですが、これはセット。さすがに世界の遺産、 諸理由でアクションの撮影の許可はおりなかったらしいです)
よく見ると、クライマックスの対決シーンは明らかにセットってことがよくわかります。
さてさてストーリーは・・・・・・
ローマで香港レストランを営む女経営者(ノラ・ミャオ)の店は マフィアから度重なるいやがらせを受け、一般の客も激減、 経営の危機に瀕していました。困った彼女は香港からマフィアのいやがらせ に対抗すべく助っ人を頼みます。そこに助っ人としてローマ空港に 降り立ったのが現れたのがタンロン(ブルース・リー)。 しかし、彼は娼婦に誘われればついていく、いやがらせにやってきた マフィアには丁寧に接客してしまう・・・・・どうみても 助っ人には見えない香港の田舎者でした・・・・・
しかし、しかし・・・ いざとなると神業的に強い!あっと言う間にマフィアの奴らを倒してしまいます。 歓喜するレストランのスタッフ達。タンロンといっしょに武術の特訓を始めます。 だか、マフィア側も黙ってはいません。空手の達人(チャック・ノリス) をはじめとする3人をタンロンの刺客として呼び寄せ、 レストランはもちろん、タンロンも再び窮地に立たされます。
拳銃で命を狙われるタンロン。彼のことを心配する女経営者、リストランの スタッフ達は彼に香港に帰ることを勧めます。しかし納得しないタンロンは 彼らとの決着を望み・・・・・・・・
クライマックスの格闘シーンは圧巻の一言です。 作品中唯一のショートカットのブルース・リ−が新鮮な1本です!
敵との対決の後、敗れた敵に相手の着ていた胴着を上に掛けてあげるシーンがあります。 そのシーンは、勝新太郎さん主演の「座頭市」に同じようなシーンがあり、 それを見たリーが感銘を受け、この作品で効果的に使ったということです。


inserted by FC2 system