元気の出る映画特集トップページ


許されざる者


元気の出る映画特集 とにかく渋いの一言に尽きます。いくつになろうが、若かろうが 年を取っていようが、自分の人生(生き様)に大切なものは 何があろうが守らなければいけないと言うことを教えてくれる作品です。
賞金稼ぎの仕事から足を洗っていた元無法者のウィリアム・マニー (イーストウッド)の元へ、 「娼婦に傷を負わせ賞金をかけられた無法者を捕まえて一稼ぎしようぜ」 と若いガンマンが訪れます。
貧しい暮らしに苦しむ子供のためにマニーは、かつての相棒ネッド (モーガン・フリーマン)を加え3人で追跡行に出かけますが、 その頃、町の実力者、非情な保安官タゲット(ジーン・ハックマン)は疎ましい 賞金稼ぎたちを袋叩きにしているところで・・・・。 やがてタゲットの暴力は、黒人であるネッドにも及び……。
怒りが頂点に達したマニーは、無二の相棒ネッドのためにタゲットと対決します。 「恐怖のメロディ」という作品で初監督、今で言うストーカーの女性から 執拗に迫られるDJジョッキー(イーストウッド)の姿をサスペンスタッチの 視点で描いて以来、着実に映画作家としての道を歩んでいたにも関わらず、 賞とは全く無冠であったイーストウッドがアカデミーの作品・監督賞を勝 ち取った渾身の傑作ウェスタン。老いたイーストウッドだからこそ描けた 快作ではないでしょうか。
当時、生きるには苛酷であったであろう無法者たちの虚しさ、哀しさを描きつつ、 ただの西部劇映画という作品ではない、当時の様々な環境の人々の生きざまも 描いている本作品。イーストウッドの映画人生の恩師でもあり、師匠でもある映画監督 ドン・シーゲルとセルジオ・レオーネに捧げた作品としても有名ですね。


inserted by FC2 system